作成日
:2025.10.17
2025.10.17 06:08
16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続落。終値は150.43円と前営業日NY終値(151.05円)と比べて62銭程度のドル安水準だった。10月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が▲12.8と予想の10.0を大幅に下回ったことを受けて、全般ドル売りが先行。米中の貿易摩擦が激化しかねないとの懸念や米地銀の融資を巡る懸念から、高く始まった米国株相場が失速するとリスク回避の円買い・ドル売りも入った。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.9669%前後と4月7日以来約半年ぶりの低水準を付けたことも相場の重しとなり、4時30分過ぎには一時150.21円と日通し安値を更新した。
なお、融資に関する不正行為を巡る訴訟を起こしたことが明らかになった米地銀のザイオンズ・バンコーポレーションやウエスタン・アライアンス・バンコープの株価は大幅に下落した。銀行業界の健全性を巡る懸念から金融株全般が売られ、一時170ドル近く上昇したダウ平均は失速し470ドル超下落した。
ユーロドルは3日続伸。終値は1.1687ドルと前営業日NY終値(1.1647ドル)と比べて0.0040ドル程度のユーロ高水準だった。フランスの政治不安の後退がユーロ買いを誘った一方、米中貿易摩擦激化への懸念や米利下げ観測の高まりを背景にドル売りが出やすい地合いとなった。米経済指標の下振れや米長期金利の低下を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが優勢になると、アジア時間の高値1.1675ドルを上抜けて一時1.1694ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は小幅ながら続落。終値は175.81円と前営業日NY終値(175.94円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。日本時間夕刻に一時176.46円と本日高値を付けたものの、2時前には175.45円と本日安値を付けた。ドル円につれた動きとなった。米国株相場の失速も相場の重し。
ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は一時201.72円、豪ドル円は97.24円、NZドル円は85.94円、カナダドル円は106.89円、スイスフラン円は189.15円、メキシコペソ円は8.15円まで値を下げた。
本日の参考レンジ
ドル円:150.21円 - 151.40円
ユーロドル:1.1643ドル - 1.1694ドル
ユーロ円:175.45円 - 176.46円
(中村)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.10.17
作成日
:2025.10.17
最終更新
:2025.10.17
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