作成日
:2021.01.26
MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)では、IFO注文(イフダンオーシーオー注文)を行うことが可能です。IFO注文は「If Done, One Cancel the Other」の略で、イフダンOCO(オーシーオー)注文とも呼ばれます。
IFO注文は、新規の指値・逆指値注文やストップリミット注文を出す際、同時に利益確定や損切りのための決済注文を設定する注文方法です。利益または損切りの決済が確定すると、もう一方の注文は自動的にキャンセルされます。(*1)
ここでは、MT4/MT5のIFO注文の仕方について説明します。
MT4/MT5のそれぞれの説明はタブ切替でご確認いただけます。
(*1)ストップリミット注文は、MT5でのみご利用いただけます。
ツールバーの「新規注文」ボタンをクリックします。
新規注文画面内の「通貨ペア」選択欄をクリックして、注文を出す通貨ペアを選択します。
「注文種別」選択欄をクリックして、「指値注文(Pending Order)」を選択します。
「注文種別」選択欄にて指値注文・逆指値注文の種類を選択します。
Buy Limit
買い指値注文。現在のレートよりも低い価格を指定し、買い注文を入れる場合、Buy Limitを選択します。指定価格には、現在のAsk値よりも低い価格を指定します。
Buy Stop
買い逆指値注文。現在のレートよりも高い価格を指定し、買い注文を入れる場合、Buy Stopを選択します。指定価格には、現在のAsk値よりも高い価格を指定します。
Sell Limit
売り指値注文。現在のレートよりも高い価格を指定し、売り注文を入れる場合、Sell Limitを選択します。指定価格には、現在のBid値よりも高い価格を指定します。
Sell Stop
売り逆指値注文。現在のレートよりも低い価格を指定し、売り注文を入れる場合、Sell Stopを選択します。指定価格には、現在のBid値よりも低い価格を指定します。
「数量」欄にて、取引数量をロット単位で設定します。数量を直接入力するか、プルダウンメニューから設定したい数値を選択します。
「価格」欄に指値注文価格・逆指値注文価格を設定します。価格を直接入力するか、右側の▼▲マークをクリックして設定します。
「決済逆指値(S/L)」欄に決済逆指値(S/L)を、「決済指値(T/P)」欄に決済指値(T/P)を設定します。価格を直接入力するか、右側の▼▲マークをクリックして設定します。
「有効期限」選択欄にて、指値注文・逆指値注文の有効期限を設定します。有効期限の日時を指定する場合は、右側のプルダウンにてカレンダーを表示させ日時を指定します。時間はサーバ時間が基準です。
注文にコメントを付与する場合は、「コメント」欄にコメントを入力します。残したコメントは後で見返すことができるため、メモ機能としてご利用いただけます。
「発注」ボタンをクリックします。
指値注文・逆指値注文を行う際は、現在の価格に対して一定のポイント数を離し、価格の設定を行う必要があります。この指値幅をストップレベルといい、ストップレベル値はFXブローカーや口座タイプ、銘柄によって異なります。「発注」ボタンがクリックできない場合は、ストップレベルに応じて価格の再設定を行ってください。
ターミナルの「取引」タブ内において、残高行の下側へ予約注文として表示されます。
指定価格に達すると自動的に注文が入り、残高行の上側に保有ポジションとして表示されます。
ツールバーの「新規注文」ボタンをクリックします。
新規注文画面内の「銘柄」選択欄をクリックして、注文を出す銘柄を選択します。
「タイプ」選択欄をクリックして、「指値注文(Pending Order)」を選択します。
「タイプ」選択欄にて指値注文・逆指値注文・ストップリミット注文の種類を選択します。
Buy Limit
買い指値注文。現在のレートよりも低い価格を指定し、買い注文を入れる場合、Buy Limitを選択します。指定価格には、現在のAsk値よりも低い価格を指定します。
Buy Stop
買い逆指値注文。現在のレートよりも高い価格を指定し、買い注文を入れる場合、Buy Stopを選択します。指定価格には、現在のAsk値よりも高い価格を指定します。
Buy Stop Limit
買いストップリミット注文。現在のレートより高い値でトリガー価格を指定すると、トリガー価格に到達した際に、買い指値注文が発動します。
Sell Limit
売り指値注文。現在のレートよりも高い価格を指定し、売り注文を入れる場合、Sell Limitを選択します。指定価格には、現在のBid値よりも高い価格を指定します。
Sell Stop
売り逆指値注文。現在のレートよりも低い価格を指定し、売り注文を入れる場合、Sell Stopを選択します。指定価格には、現在のBid値よりも低い価格を指定します。
Sell Stop Limit
売りストップリミット注文。現在のレートより低い値でトリガー価格を指定すると、トリガー価格に到達した際に、売り指値注文が発動します。
「数量」欄にて、取引数量をロット単位で設定します。数量を直接入力、または、右側の▼▲マークをクリックして設定します。
「価格」欄に指値注文価格・逆指値注文価格・ストップリミット注文価格(ストップリミット注文が発動するトリガー価格)を設定します。ストップリミット注文を出す場合は、「Stop Limit 指値」欄に指値注文価格を設定します。価格を直接入力、または、右側の▼▲マークをクリックして設定します。
「Stop Loss」欄に、決済逆指値(S/L)を、「Take Profit」欄に決済指値(T/P)を設定します。価格を直接入力、または、右側の▼▲マークをクリックして設定します。
「期限」選択欄にて、指値注文・逆指値注文の有効期限を設定します。有効期限の日時を指定する場合は、「期限」選択欄にて「日時指定」を選択し、「有効期限」欄にて日時を指定します。時間はサーバ時間が基準です。
注文にコメントを付与する場合は「コメント」欄にコメントを入力します。残したコメントは、後で見返すことができるため、メモ機能としてご利用頂けます。
「注文」ボタンをクリックします。
指値注文・逆指値注文の際、現在の価格に対して、一定のポイント数を離して設定する必要がある場合があります。この指値幅をストップレベルといい、ストップレベルの値はブローカー、口座タイプ、銘柄によって異なります。注文ボタンが青色、または赤色に反転しない場合は、ストップレベルよりも小さい指値幅になっていないかご確認ください。
注文後、ツールボックスの「取引」タブ内の残高行の下側に予約注文として表示されます。
指定価格に達すると、自動的に注文が入り、残高行の上側に保有ポジションとして表示されます。
作成日
:2021.01.26
最終更新
:2024.11.20
マニュアル制作会社フィンテックスにて、マニュアルに関する様々な顧客課題解決に従事。
金融系からエンターテインメント系まで様々な経験から幅広い業務知識を得て、「分かりやすいマニュアル」のあるべき姿を提示。
複数の大企業で、外部マニュアル制作プロジェクトマネージャーを兼務している。
高木 明 | Akira Takagi
システムエンジニア・MetaTraderアドミニストレータ
2014年、ブラジルUninove大学 コンピュータ科学科を卒業し、その後、様々なシステム開発に携わる。
2019年にFXサービス立ち上げに開発者として参加。その後、MetaTraderのプラグインおよびAPIの開発にも従事。MetaQuotes社認定の、MetaTrader5 Administratorの資格を保持しており、開発だけでなく、コンサルティングやアドバイザーとしても活躍している。
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