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ストップリミット注文

読み方 すとっぷりみっとちゅうもん

ストップリミット注文とは、現在より不利な価格(トリガー価格)を指定し、その価格に到達したら指値注文を出す注文方法です。現在より不利な価格を指定するため、逆指値注文(ストップ注文)の性質を持ちますが、実際に発注される注文は指値注文(リミット注文)となるため、ストップリミット注文と呼ばれます。特殊な注文方法で、対応するFX会社の数は限られます。

買いストップリミット注文の場合、①現在よりも高い(不利な)トリガー価格を指定し、②トリガー価格に到達すると、その価格よりも低い(有利な)価格を指定する指値注文が自動的に発注される、という2段階のプロセスを経ます。そのため、ストップリミット注文時には「現在よりも不利なトリガー価格」と「トリガー価格到達時に自動発注する指値価格」の二つを設定する必要があります。通常の指値注文と同じく、②の指値注文で指定する価格に達するまで注文は成立しません。

買いのストップリミット注文

売りストップリミット注文の場合はその逆で、①現在よりも安い(不利な)トリガー価格を指定し、②トリガー価格に到達すると、その価格よりも高い(有利な)価格を指定する指値注文が自動的に発注されます。逆指値注文より指値注文の方がスリッページが生じにくいことから、ストップリミット注文は、スリッページを避けるための方法として利用されています。しかし、指値価格まで戻って来なかった場合は注文が成立しないため、機会損失となる可能性もあります。

買いのストップリミット注文
knowledge ブレイク後のリターンムーブを狙う際にも便利

ストップリミット注文は、スリッページを避けるだけでなく、「抵抗線や支持線をブレイクアウトした後に、有利な価格に引きつけてからエントリーしたい」といった、リターンムーブを狙う際にも有効です。もみ合いチャートパターンがブレイクする場面や、ダブルトップダブルボトム等のチャートパターンネックラインをブレイクする場面で活躍します。


Date

作成日

2020.12.09

Update

最終更新

2024.02.17

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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