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評価損益

読み方 ひょうかそんえき
同義語 含み損益
対義語 実現損益

評価損益とは、保有している資産を購入したときの価格と、現在の価格(時価)の差額のことをいいます。保有資産の価格が購入時に比べて上昇している場合は「評価益」となり、一般に「含み益」といいます。下落している場合は「評価損」となり、一般に「含み損」といいます。これらは決済して損益を確定させた場合に、確定損益となります。

評価損益と確定損益

評価損益の段階では、口座の有効証拠金の金額が増減するだけですが、確定損益になると、口座の実際の資金である口座残高の金額が増減します。

評価損益と確定損益

高いレバレッジがかけられるFXにおいては、特に評価損および証拠金維持率について、しっかりと確認しておく必要があります。証拠金維持率とは、証拠金の金額(必要証拠金)に対して、証拠金含み益含み損を合算した有効証拠金(純資産)がどれくらいの割合なのかを表すものです。評価損が膨らんでこの証拠金維持率が一定の水準を下回ると、ロスカットマージンコールが行われます。

knowledge 評価損を活用した節税

FXの損益は、他の先物取引やオプション取引等の損益と通算して、確定申告を行うことが可能です。FXや先物取引で実現益が出ている際に、スワップポイントを狙った建玉で評価損が出ている場合には、年末にいったんスワップポイント狙いの建玉を決済して実現損を出し(損出し)、年始を迎えると同時に新たに同じポジションを持つことで、実現損益を通算して節税を行うことができます。


Date

作成日

2021.07.16

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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