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含み益

読み方 ふくみえき
同義語 評価益
対義語 含み損

含み益とは、保有している未決済のポジションに、利益が出ている状態のことを表します。FXの取引は、ポジションを保有した後に決済をして初めて損益が確定します。保有ポジションの、現在の価格に対する評価損益を「未実現損益」と呼び、その時点で決済すると利益になる場合を含み益、損失になる場合を含み損といいます。1ドル100円のときにドル円の買いポジションを保有したとすると、まだ決済を済ませていない状態で、100円よりも高ければ含み益、低ければ含み損になります。含み益の状態で決済を行えば、利益確定となります。

含み益と含み損
point 決済しない限り本当の利益にはならない

評価損益は、ポジションを保有してから決済するまでの間、価格の変動に合わせてリアルタイムで変化します。FXでは、新規注文後に含み益がどれだけ大きくなっても、決済を行わなければ実際の利益にはなりません。また、含み益が出ているからといって、この先も利益のある状態が続くとは限らず、決済を先延ばしにしていると含み損に転じる可能性もあるので注意が必要です。含み益の状態から含み損に転じるのを避ける方法としては、含み益が増えるとその分決済逆指値を切り上げる「トレーリングストップ」があります。


Date

作成日

2020.12.29

Update

最終更新

2024.11.19

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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