Select Language

MT4/MT5がフリーズする場合の対処方法

MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)が頻繁にフリーズしてしまう、または動作が重いといった症状には、様々な原因が考えられます。ここでは、考えられる原因とその対処方法をいくつか紹介します。

mt4
mt5

手順1

MT4がフリーズする原因はいくつか考えられます。一つずつ順を追って原因を確認し、対処することでフリーズしなくなる可能性があります。

インディケータやEAの設定変更・削除

チャートに適用するインディケータエキスパートアドバイザ(EA)が多くなると、動作が重くなって固まる原因となることがあります。利用していないインディケータやEAをチャートから削除することで、フリーズの問題を解決できる可能性があります。

また、一部のインディケータやEAでは、設定によって動作の重さが大きく変わることにも注意が必要です。例えば、多くの指標系インディケータでは「期間」を指定できますが、過度に大きな数値を指定してしまうと、計算量が増えすぎて重い動作の原因となる可能性があります。次に説明する「最大バー数」を設定できるインディケータ・EAでは、その設定も動作に大きく影響します。

インディケータの期間設定 インディケータの期間設定

チャートの最大バー数を減らす

MT4では設定に応じて、チャート上で見えている期間以外のヒストリカルデータも常に読み込んでいます。読み込むデータが多ければ多いほど動作は重くなり、フリーズの原因になる可能性もあるため、必要最低限のデータしか読み込まないよう設定するのは有効な対処方法です。

読み込むデータ量は、MT4の「ヒストリー内の最大バー数」で変更できます。設定の方法は、「ヒストリカルデータをインポートする方法」の手順1・手順2をご確認ください。

参照:ヒストリカルデータをインポートする方法

caution インディケータ・EAの動作が不安定になる場合も

チャートの最大バー数を減らすと動作の負担は軽減できますが、一部のインディケータ・EAは正しく動作しなくなる恐れもあります。使用するインディケータ・EAが、ヒストリカルデータをどの程度の期間、どのように利用しているのか確認しておくことが重要です。

ニュースを無効化する

MT4で提供されるニュース機能が不要であれば、無効化することで動作の改善が期待できます。ニュースを無効化するには、まずメニューバーの「ツール」をクリックし、「オプション」を選択します。(ショートカットキー操作:「Ctrl」+「O」)

ツールからオプションを選択 ツールからオプションを選択

「サーバー」タブの「ニュースを有効にする」からチェックを外し、「OK」ボタンをクリックするとニュースが無効化されます。

ニュースを無効化する ニュースを無効化する

不要な気配値表示やチャートを非表示にする

気配値表示では各銘柄の売値や買値、当日の変化率が絶えず取得しているため、ネットワークやCPUリソースを少なからず使い続けています。気配値表示の銘柄を減らすことで、動作を改善できる可能性があります。設定の方法については、「気配値表示に表示されている銘柄を変更する方法」の手順3をご確認ください。

参照:気配値表示に表示されている銘柄を変更する方法

また、使っていないチャートをいくつも表示していると、動作が重くなってフリーズの原因になる可能性があります。確認の必要が無くなったチャートは、適宜閉じていくことも重要です。

MT4を最新版にアップデートする

古いバージョンのMT4は、最新のOSへ正式に対応していなかったり、動作の最適化が十分では無かったりするなどの理由で、動作が重くなりフリーズの原因になる可能性があります。古いバージョンのまま利用していると、セキュリティ上の問題が発生する可能性も高くなってしまうため、MT4を常にアップデートしておくことが重要です。

より低い画面解像度に変更する

WQHDモニターや4Kモニターの普及に伴い、MT4を高い画面解像度で利用している方も多いでしょう。しかし、そうした高解像度モニターは動作が重くなるため、場合によってはフリーズの原因にもなってしまいます。MT4では設定から画面解像度が変更できないため、お使いになっているデバイス自体の画面解像度を変更することが必要です。

MT4以外の不要なプログラムを停止する

MT4以外にいくつものプログラムを起動していると、全体の動作が重くなってMT4が固まる原因になる場合もあります。不要なプログラムを停止することで、MT4の動作が改善されるかもしれません。

デバイスの性能不足

お使いのデバイスが、MT4を利用するのに十分な性能ではないために、フリーズしてしまう可能性も考えられます。OSに備わっているタスクマネージャーやリソースマネージャーなどを確認し、MT4だけでデバイスのCPUやメモリを多く占有していると見られる場合は、デバイスの買い換えを検討してください。

参照:タスクマネージャーの表示方法

手順2

これらの対策を講じても依然として動作が重い、またはフリーズしてしまう場合、MT4をダウンロードしたFXブローカーのWebサイトで、MT4に関連するお知らせがあるか確認してください。特に情報が無い場合は、FXブローカーに問い合わせることも一つの方法です。

手順1

MT5がフリーズする原因はいくつか考えられます。一つずつ順を追って原因を確認し、対処することでフリーズしなくなる可能性があります。

インディケータやEAの設定変更・削除

チャートに適用するインディケータエキスパートアドバイザ(EA)が多くなると、動作が重くなって固まる原因となることがあります。利用していないインディケータやEAをチャートから削除することで、フリーズの問題を解決できる可能性があります。

また、一部のインディケータやEAでは、設定によって動作の重さが大きく変わることにも注意が必要です。例えば、多くの指標系インディケータでは「期間」を指定できますが、過度に大きな数値を指定してしまうと、計算量が増えすぎて重い動作の原因となる可能性があります。次に説明する「最大バー数」を設定できるインディケータ・EAでは、その設定も動作に大きく影響します。

インディケータの期間設定 インディケータの期間設定

チャートの最大バー数を減らす

MT5では設定に応じて、チャート上で見えている期間以外のヒストリカルデータも常に読み込んでいます。読み込むデータが多ければ多いほど動作は重くなり、フリーズの原因になる可能性もあるため、必要最低限のデータしか読み込まないよう設定するのは有効な対処方法です。

読み込むデータ量は、MT5の「ヒストリー内の最大バー数」で変更できます。設定の方法は、「ヒストリカルデータをインポートする方法」の手順1・手順2をご確認ください。

参照:ヒストリカルデータをインポートする方法

caution インディケータ・EAの動作が不安定になる場合も

チャートの最大バー数を減らすと動作の負担は軽減できますが、一部のインディケータ・EAは正しく動作しなくなる恐れもあります。使用するインディケータ・EAが、ヒストリカルデータをどの程度の期間、どのように利用しているのか確認しておくことが重要です。

ニュースを無効化する

MT5で提供されるニュース機能が不要であれば、無効化することで動作の改善が期待できます。ニュースを無効化するには、まずメニューバーの「ツール」をクリックし、「オプション」を選択します。(ショートカットキー操作:「Ctrl」+「O」)

ツールからオプションを選択 ツールからオプションを選択

「サーバー」タブの「ニュースを有効にする」からチェックを外し、「OK」ボタンをクリックするとニュースが無効化されます。

ニュースを無効化する ニュースを無効化する

不要な気配値表示やチャートを非表示にする

気配値表示では各銘柄の売値や買値、当日の変化率が絶えず取得しているため、ネットワークやCPUリソースを少なからず使い続けています。気配値表示の銘柄を減らすことで、動作を改善できる可能性があります。設定の方法については、「気配値表示に表示されている銘柄を変更する方法」の手順3をご確認ください。

参照:気配値表示に表示されている銘柄を変更する方法

また、使っていないチャートをいくつも表示していると、動作が重くなってフリーズの原因になる可能性があります。確認の必要が無くなったチャートは、適宜閉じていくことも重要です。

MT5を最新版にアップデートする

古いバージョンのMT5は、最新のOSへ正式に対応していなかったり、動作の最適化が十分では無かったりするなどの理由で、動作が重くなりフリーズの原因になる可能性があります。古いバージョンのまま利用していると、セキュリティ上の問題が発生する可能性も高くなってしまうため、MT5を常にアップデートしておくことが重要です。

より低い画面解像度に変更する

WQHDモニターや4Kモニターの普及に伴い、MT5を高い画面解像度で利用している方も多いでしょう。しかし、そうした高解像度モニターは動作が重くなるため、場合によってはフリーズの原因にもなってしまいます。MT5では、設定から画面解像度を落とすことで、動作が改善される可能性もあります。

参照:画面解像度を設定する方法

MT5以外の不要なプログラムを停止する

MT5以外にいくつものプログラムを起動していると、全体の動作が重くなってMT5が固まる原因になる場合もあります。不要なプログラムを停止することで、MT5の動作が改善されるかもしれません。

デバイスの性能不足

お使いのデバイスが、MT5を利用するのに十分な性能ではないために、フリーズしてしまう可能性も考えられます。OSに備わっているタスクマネージャーやリソースマネージャー、MT5のタスクマネージャーなどを確認し、MT5がデバイスのCPUやメモリを多く占有していると見られる場合は、デバイスの買い換えを検討してください。

参照:タスクマネージャーの表示方法

手順2

これらの対策を講じても依然として動作が重い、またはフリーズしてしまう場合、MT5をダウンロードしたFXブローカーのWebサイトで、MT5に関連するお知らせがあるか確認してください。特に情報が無い場合は、FXブローカーに問い合わせることも一つの方法です。


Date

作成日

2025.10.03

Update

最終更新

2025.10.07

中丸 貴仁 | Takayoshi Nakamaru

マニュアル制作コンサルタント歴12年 経営学修士(MBA)

arrow
中丸 貴仁

マニュアル制作会社フィンテックスにて、マニュアルに関する様々な顧客課題解決に従事。
金融系からエンターテインメント系まで様々な経験から幅広い業務知識を得て、「分かりやすいマニュアル」のあるべき姿を提示。
複数の大企業で、外部マニュアル制作プロジェクトマネージャーを兼務している。

【企業情報】
http://www.fintecs.co.jp/profile/

監修者情報

高木 明 | Akira Takagi

システムエンジニア・MetaTraderアドミニストレータ

arrow
高木 明

2014年、ブラジルUninove大学 コンピュータ科学科を卒業し、その後、様々なシステム開発に携わる。
2019年にFXサービス立ち上げに開発者として参加。その後、MetaTraderのプラグインおよびAPIの開発にも従事。MetaQuotes社認定の、MetaTrader5 Administratorの資格を保持しており、開発だけでなく、コンサルティングやアドバイザーとしても活躍している。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル