作成日
:2021.02.04
MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)では、板注文画面から瞬時に注文を出すことが可能です。MT5では、ブローカーによっては板情報も参照できます。なお、板注文画面から注文操作を行う場合、ワンクリック注文を有効にしておく必要があります。(*1)
参照: | ワンクリック注文を有効にする方法 |
スマートフォン・タブレット編 板注文画面からの指値・逆指値注文の仕方 |
ここではMT4/MT5で、板注文画面から指値・逆指値注文を行う方法について説明します。
MT4/MT5それぞれの説明は、タブ切替でご確認いただけます。
(*1)MT4では板情報は閲覧できず、スキャルピングツールとしてのみ利用できます。
板注文画面にて、取引数量をロット単位で設定します。数量を直接入力、または、左右の▼▲マークをクリックして設定します。必要に応じて、決済指値(T/P)、決済逆指値(S/L)の設定を行います。決済指値(T/P)、決済逆指値(S/L)は、現在値との乖離値をポイントで指定します。
参照:板注文画面を表示する方法
MT5では、ブローカーによっては現在入っている他の顧客の注文量(板情報)が表示されます。しかし、MT4の板注文画面ではこの機能がありません。板注文画面は、スキャルピングツールとしてご利用いただけます。
板注文画面上の矢印をクリックして注文を出す方法と、右クリックすると表示されるメニューから注文を出す方法があります。
買い指値・逆指値注文を行う場合は、右側の青い矢印を、売り指値・逆指値注文を行う場合は、左側の赤い矢印のボタンをクリックします。
板注文画面上で右クリックし、メニュー一覧から「指値売り(指値買い)」または「逆指値買い(逆指値売り)」を選択します。現在レートより上でメニューを表示させるか下で表示させるかによって、表示される注文の種類が異なります。
指値注文・逆指値注文の際、現在の価格に対して、一定のポイント数を離して設定する必要がある場合があります。この指値幅をストップレベルといい、ストップレベルの値はブローカー、口座タイプ、銘柄によって異なる仕様です。
ストップレベルが設定されている場合、「買い」の注文ボタンは現在レートからストップレベルの値だけ高値となる値段まで、「売り」の注文ボタンは現在レートからストップレベルの値だけ安値となる値段まで、グレーアウトした状態となります。
注文発注後、板注文画面に予約注文が表示されます。予約注文の種類によって、表示されるアルファベットが異なります。
注文の種類 | 表記 |
---|---|
売り逆指値注文 | SS(Sell Stop) |
買い逆指値注文 | BS(Buy Stop) |
売り指値注文 | SL(Sell Limit) |
買い指値注文 | BL(Buy Limit) |
レートが変動して板注文画面に表示されるレート範囲に含まれなくなると、注文は非表示になります。この場合、ターミナルの「取引」タブ内で確認できます。「取引」タブ内の残高行の下側に予約注文として、注文内容が反映されます。
指定価格に到達すると、注文が執行され、残高行の上側に保有ポジションとして、注文内容が反映されます
指値注文・逆指値注文の変更・削除も板注文画面から可能です。
板注文に表示される既存の注文をドラッグ&ドロップで移動させることで、指値・逆指値注文を動かすことが可能です。
または、注文上で右クリックしてメニューを表示させ、「変更」をクリックします。
キーボードのShiftを押している間だけ、発注済みの注文の右隣(買い注文の場合)、または左隣(売り注文の場合)の矢印表示が「×」に変わります。この「×」を押すと、注文を削除することができます。
または、注文上で右クリックしてメニューを表示させ、「削除」をクリックします。
板注文画面にて、取引数量をロット単位で設定します。数量を直接入力、または、左右の▼▲マークをクリックして設定します。必要に応じて、決済指値(T/P)、決済逆指値(S/L)の設定を行います。決済指値(T/P)、決済逆指値(S/L)は、現在値との乖離値をポイントで指定します。
参照:板注文画面を表示する方法
FXブローカー側で板情報を公開していない場合、板注文画面に板情報は表示されません。板注文画面は、板情報が表示されていない場合でも、同じ手順で注文を出すことができます。
指値・逆指値注文を出す方法には、板注文画面上の矢印をクリックする方法と、右クリックすると表示されるメニューで選択する方法の2種類があります。
買い指値・逆指値注文を行う場合は右側の青い矢印を、売り指値・逆指値注文を行う場合は左側の赤い矢印をクリックします。
板注文画面上で右クリックし、メニュー一覧から「Sell Limit(Buy Limit)」または「Buy Stop(Sell Stop)」を選択します。現在レートより上でメニューを表示させるか下で表示させるかによって、表示される注文の種類が異なります。
注文発注後、ツールボックスの「取引」タブ内の残高行の下側に予約注文として、注文内容が反映されます。
指定価格に到達すると、注文が執行され、残高行の上側に保有ポジションとして、注文内容が反映されます。
指値注文・逆指値注文の変更・削除も、板注文画面から行うことができます。
板注文に表示される既存の注文をドラッグ&ドロップで移動させると、指値・逆指値注文を動かすことが可能です。
または、注文上で右クリックしてメニューを表示させ、「変更」をクリックします。
キーボードのShiftを押している間だけ、発注済み注文の右隣(買い注文の場合)、または左隣(売り注文の場合)の矢印表示が「×」に変わります。この「×」を押すと、注文を削除することが可能です。
または、注文上で右クリックしてメニューを表示させ、「削除」をクリックします。
作成日
:2021.02.04
最終更新
:2024.10.24
マニュアル制作会社フィンテックスにて、マニュアルに関する様々な顧客課題解決に従事。
金融系からエンターテインメント系まで様々な経験から幅広い業務知識を得て、「分かりやすいマニュアル」のあるべき姿を提示。
複数の大企業で、外部マニュアル制作プロジェクトマネージャーを兼務している。
高木 明 | Akira Takagi
システムエンジニア・MetaTraderアドミニストレータ
2014年、ブラジルUninove大学 コンピュータ科学科を卒業し、その後、様々なシステム開発に携わる。
2019年にFXサービス立ち上げに開発者として参加。その後、MetaTraderのプラグインおよびAPIの開発にも従事。MetaQuotes社認定の、MetaTrader5 Administratorの資格を保持しており、開発だけでなく、コンサルティングやアドバイザーとしても活躍している。
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