作成日
:2021.05.07
TOPIXとは、東京証券取引所が公表している日本株の代表的な株価指数の一つです。東証一部に上場している全銘柄の株価を合計した時価総額を算出し、それを基準日である1968年1月4日の時価総額で割って求めます。この計算式からは、「東証一部全体が1968年4月1日と比べてどの程度成長しているか」を知ることができます。英語では「Tokyo Stock Price Index」と表記し、その略字としてTOPIXと呼ばれます。
1968年4月1日の時価総額を100という基準にしており、例えばTOPIXが1,800を示していたら、東証一部の時価総額が18倍程度に成長していることになります。
日本株にはもう一つ有名な指数として「日経平均株価」があります。日経平均株価は別名「日経225」と呼ばれていることからも分かるように、代表的な225銘柄をピックアップした株価指数です。それに対してTOPIXは東証一部の全銘柄が対象なので、日本株全体の値動きを知るには日経平均株価よりもTOPIXが役立ちます。
FX投資家にとってのTOPIXは、日本経済の動向を把握する上で役立つ指標です。TOPIXが高くなるということは、日本株が値上がりしていることになるため、リスクオン相場である可能性が高く、為替市場ではリスクに敏感なオセアニア通貨やポンドなどが買われやすくなります。その逆にTOPIXが下落し続けている状況はリスクオフであり、円が買われやすい地合いとなります。
作成日
:2021.05.07
最終更新
:2024.11.18
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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