作成日
:2020.11.18
リスクオフとは、市場のセンチメント(雰囲気)が悪くなり、投資家がリスクの高い金融商品から、より安全な資産へ切り替えるようになることをいいます。一般に株式などの高いリターンが見込める資産は「リスク資産」と呼ばれます。さまざまな指標や金融市場の動向などから市場参加者の売り意欲が強くなったときに、リスクを「手放す」=リスク「オフ」という表現が金融メディアを飛び交います。
例えば、米国などメジャーな株式市場が1日で数%も急落するような経済ショックが起きた際などに、投資家が先行き不安感を持ち、「リスクオフ」に切り替わります。株式などのリスクの高い資産から、よりリスクの低い資産、つまり米国債や日本国債などへの乗り換えが進められ、これを「フライト・トゥ・クオリティ」(質への逃避)ということがあります。
近年では、米中貿易対立や新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに、大規模なリスクオフの動きがみられました。
作成日
:2020.11.18
最終更新
:2024.11.15
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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