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国債

読み方 こくさい

国債とは、国が発行する債券で、国による支出の財源を確保するための資金調達手段です。個人投資家にとっては、安全性が極めて高い運用手段の一つです。

国債を買うと、満期までの間に定期的に利子を受け取ることができ、満期時には元本も支払われます。個人投資家が購入できる日本の国債には、「個人向け国債」と「新窓販国債」があり、証券会社や銀行などの金融機関で購入できます。金融機関によっては、米国など外国の国債を取り扱っているところもあります。

国債

個人向け国債は、個人向けに安全性を高められた国債です。預貯金と同様に元本割れが発生せず、発行から1年経過すればいつでも解約できる商品です。3年・5年・10年と3つの期間設定があり、3年と5年は固定金利、10年は変動金利です。変動10年を選べばインフレになった際に金利も上がっていくので、インフレによるお金の価値が目減りするリスクを緩和することができます。金利の下限が年率0.05%に定められており、多くの銀行の定期預金金利よりも高く設定されている点が魅力です。

新窓販国債は、個人向け国債のように元本保証での解約はできませんが、売却による現金化は可能です。市場動向により損益が生じるため、売却のタイミングによっては元本割れする可能性があります。2年・5年・10年満期と3つの期間設定があり、全て固定金利です。

knowledge FXに影響を及ぼす国債利回り

FXや株式の価格や動向を予測する上で、国債の利回りは大きな意味を持っています。期間10年の国債の利回り長期金利の指標とされており、この長期金利は景気が上向くと上昇します。そのため、長期金利が上がる局面では、信用リスク(償還されない・金利が支払われないリスク)がなく安全資産とされる国債が売られ、リスク資産である株式などに投資資金が向かいます。いわゆる「リスクオン」の局面です。反対に長期金利が下がる局面では、「リスクオフ」の局面となり、国債が買われます。


Date

作成日

2020.12.29

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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