作成日
:2021.01.14
戻り売りとは、相場が下降している中で、一時的に上昇した水準で新規の売りエントリーをすることです。この、一時的に高い水準は戻り目と呼ばれます。長期的な視点では、下降トレンドの流れを追う順張りになりますが、短期的な視点では、上昇から下降への反転を狙う逆張りになります。
FXで利益を上げるための売買戦略として、最も推奨されているのが順張りのトレンドフォローです。下降トレンドでの順張りで利益を大きくするには、戻りを狙うこと、つまりより高いレートになるのを待つことが重要です。戻り売りは、できるだけ高いレートで売ろうという戦略なのです。これとは逆に、上昇している相場に対して、一時的に下降した水準で新規の買いエントリーをすることを「押し目買い」と呼びます。
通貨ペアによっては、上昇トレンド時はじわじわ上昇し、下降トレンド時は一気に下降するという特徴があるため、戻り売りは押し目買いよりも短期で、なおかつ大きな値幅を獲得できる場合があります。
なお、戻り売りとは考え方の異なる戦略に、「ブレイクアウト」があります。これは、安値を割り込むタイミングで新規売りエントリーをします。戻り売りよりは値幅を稼げませんが、安値を割り込む際には相場が勢いづくことが多く、その勢いに乗って短期で利益を上げることができます。
作成日
:2021.01.14
最終更新
:2024.11.14
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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