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余剰証拠金

読み方 よじょうしょうこきん
同義語 フリーマージン

余剰証拠金とは、FXや商品先物などで証拠金取引で、保有しているポジションの必要証拠金として使用しておらず、新たな取引に使用できる資金のことを指します。

必要証拠金と余剰証拠金

証拠金取引では、証券会社に預け入れた証拠金全体から含み損含み益を除いた金額を有効証拠金、ポジションを保有するために口座内に保持する必要のある資金を必要証拠金と呼びます。余剰証拠金は、有効証拠金から必要証拠金を差し引いた金額のことで、新たなポジションを建てる場合には、この余剰証拠金がそのポジションの必要証拠金を上回っている必要があります。

必要証拠金と余剰証拠金

証拠金取引の仕組み上は、必要証拠金有効証拠金の金額と同額になるまで新規のポジションを建てることができます。しかし、余剰証拠金が少ないとわずかな値動きでロスカットされてしまうため、ある程度の含み損に耐えられる金額の余剰証拠金を残しておく必要があります。

point ポジションを決済すると余剰証拠金が増える

ポジションを保持するために拘束されている資金が必要証拠金なので、ポジションを解消すればその分の必要証拠金が減り、余剰証拠金が増えることになります。証拠金維持率は「有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100」で計算されるため、含み損が膨らんでロスカット水準が近くなってしまった場合には、一部のポジションを決済することで証拠金維持率を回復させることができます。


Date

作成日

2021.03.05

Update

最終更新

2023.05.30

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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