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短期金利

読み方 たんききんり
対義語 長期金利

短期金利とは、取引期間が1年未満の資金の貸し借りをする際の金利のことで、金融機関などが短期金融市場で当面の資金を融通する際に適用されます。

日本では金融機関だけが参加できるインターバンク市場での「無担保コールレート翌日物」が短期金利の代表格です。中央銀行である日本銀行が金融政策の代表的なツール(政策金利)として金利を誘導しています。米連邦準備制度理事会(FRB)はFF金利、欧州のECBは主要リファイナンス・オペ金利を、それぞれ政策金利として誘導します。

knowledge 長短金利の逆転「逆イールド」

短期金利の対義語が「長期金利」で、主に10年物国債の金利を指します。通常は債券の償還期間に応じて金利は高くなるため、短期金利より長期金利が高くなります。しかし時折、短期金利が長期金利を上回る「逆イールド」という状態が出現することがあります。金融不安や大きな政策変動によって短期金利の急騰、または長期金利の低下が起こった際に生じるため、逆イールドの発生後は景気後退が訪れたり、株価が調整に転じたりすることが多いといわれています。

逆イールド

金融機関に加えて一般の事業法人も参加できるオープン市場では、譲渡性預金(CD)やコマーシャルペーパー(CP)、国庫短期証券なども売買され、これらの金利も短期金利に該当します。これらの短期金利は政策金利を基準に、それぞれのリスクを勘案した金利水準で売買されることになります。


Date

作成日

2021.07.08

Update

最終更新

2024.11.22

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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