作成日
:2021.03.05
プライスアクションとは、ローソク足の形状や並びから相場に参加する投資家の心理を読み取り、それを売買戦略に役立てるテクニカル分析の手法です。ローソク足の形状や並びといえば、日本生まれの酒田罫線(酒田五法)が有名ですが、欧米ではプライスアクションがスタンダードです。プライスアクションは、トレンドの発生や継続、停滞、反転などを示唆します。
トレンドの発生(転換)を示唆するものとして代表的なのは、「スパイクハイ」「スパイクロー」です。短い実体に、長いヒゲの組合せが出現した場合は、ヒゲとは逆の方向への圧力を意味します。スパイクハイは、上昇の過程でスパイクが発生するパターンで、下降への転換を示唆します。同様にスパイクローは、下降の過程でスパイクが発生するパターンで、上昇への転換を示唆します。
一方、トレンドの継続を示唆するものとして代表的なのは、「スラストアップ」「スラストダウン」です。スラストアップは、直前のローソク足がつけた高値より次のローソク足の終値が高いパターンです。ストラスダウンはそれを上下入れ替えた形で、直前のローソク足がつけた安値より次のローソク足の終値が安いパターンです。この両者はどちらも相場に強いトレンドが発生していることを表します。
この他にも、プライスアクションにはさまざまな定番パターンがあります。
作成日
:2021.03.05
最終更新
:2022.04.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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