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スパイク

読み方 すぱいく

スパイクとは、瞬間的に突出した高値安値をつける値動きのことです。実体部分が極端に短くヒゲが長いローソク足が示現し、相場の転換を示唆するプライスアクションの一つとして広く知られています。また、別の意味として、異常なレート配信を指す場合もあります。

プライスアクションのスパイクが示現するということは、長いヒゲを作りながら高値もしくは安値を試したものの、最終的には始値と同水準に戻ってきたという値動きの推移を表します。「スパイクハイ」は、上にヒゲが長く出ているローソク足のことで、高値を試したものの戻ってきたことが示唆されます。つまり、スパイクハイが示現したら直近の天井をつけたと推察することができます。逆に、「スパイクロー」は安値を試したものの戻ってきた値動きを示し、大底を打ったと推察されます。

MT4移動平均線のパスパイクハイとスパイクローラメータ入力画面

スパイクハイとスパイクローは、プライスアクションの中でも有名で確度が高いといわれています。しかし、ダマシもあるので注意が必要です。スパイクハイでは一つ前の高値よりも「明らかに高い」、スパイクローでは一つ前の安値よりも「明らかに安い」という極端さを伴っているかを見るのが、ダマシの回避として有効な方法です。

point 異常なレート配信もスパイク

FX会社の取引システムでは、瞬間的に市場レートとかけ離れた異常なレートを配信することがあり、これもスパイクと呼ばれます。スパイクが発生すると、投資家にとって不利な約定が成立してしまう可能性があります。また、そのレートが適正なものではないとFX会社によって判断された場合には、約定が取り消される場合もあります。


Date

作成日

2021.06.03

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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