作成日
:2021.04.06
ヘッドアンドショルダーズボトムとは、トレンドの転換を示唆するチャートパターンの一種です。三つの谷(安値)と二つの山(高値)で構成され、中央の谷が最も深くなります。人の頭(ヘッド)と両肩(ショルダー)のように見えるチャートパターンであるヘッドアンドショルダーズトップ(三尊)と真逆の形状で、逆三尊とも呼ばれています。
ヘッドアンドショルダーズボトムでは、①最初の谷を形成した後に上昇して戻り目を作り、再び下降して②最安値をつけます。ここまでは下降の勢いが強いのですが、以降は反発する値動きとなり、前回の戻り高値(一つ目の山)と同水準のレートまで上がったところで再度下降します。そして、③最初の谷の安値と同水準まで下降するものの、そこが三つ目の谷となり再び上昇に転じます。
ネックラインを越えると上昇の勢いが一気に加速します。そのため、ヘッドアンドショルダーズボトム形成時には、このネックラインを越えたところが買いのエントリーポイントとして有効です。
ネックラインを超えた後に、どこまで上昇していくのか見当をつけることも可能です。一般的には、一番低い中央の谷からネックラインまでの幅を基準とし、その幅をネックラインから上にとったところが、上昇の進む目標になるとされていて、これが決済ポイントとなります。
作成日
:2021.04.06
最終更新
:2024.11.21
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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