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トリプルボトム

読み方 とりぷるぼとむ
同義語 逆三山
対義語 トリプルトップ、三山

トリプルボトムとは、相場の大底圏で、近い水準にある3回の安値をつけたのちに、上昇トレンドに転じるチャートパターンです。ダブルボトムは谷が2回なのに対し、こちらは3回の谷を作ってから上昇します。3つ並ぶ谷のうち、中央の谷が一番深い場合は、特に逆三尊と呼ばれます。考え方としては、それまで3回下げようとするもことごとく同じ水準で阻止されたため、それ以上の下降の力がないと市場参加者が判断し、トレンドが下降から上昇に転じるというものです。

トリプルボトムを構成する三つの谷が出現している間の、一時的な高値のことをネックラインと呼びます。上昇の過程でネックラインを価格がブレイクすると、本格的に上昇しやすいといわれます。

トリプルボトムのネックライン
point 2013年から2018年のユーロドル相場でもトリプルボトムが出現
トリプルボトムで相場が転換したチャート例

過去のチャートを振り返ると、結果的にダブルボトム、あるいはトリプルボトムの形が出た水準が底になり、そこから反転上昇している値動きをよく見かけます。

2013年~2014年にかけて、ユーロドルは、1.40付近から1.04付近までの3500pips以上も下落する、長い下降トレンドを形成しました。このトレンドが上昇に転じる際にも、大きなトリプルボトムが出現しています。


Date

作成日

2020.10.29

Update

最終更新

2024.11.14

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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