Select Language

ダイバージェンス

読み方 だいばーじぇんす
同義語 逆行現象

ダイバージェンスとは、ローソク足の上昇・下降がオシレーター系指標などのテクニカル指標と逆の方向になることで、トレンド転換の可能性があることを示唆します。英語で「相違」を意味する言葉で、日本語では逆行現象と呼ばれます。上昇トレンドであればローソク足テクニカル指標のそれぞれの高値、下降トレンドであればそれぞれの安値に着目して判断します。

テクニカル指標は、レートと同じ方向に動くのが基本です。例えば、売られ過ぎ・買われ過ぎを判断するオシレーター系指標のRSIの場合、レートが上昇している間はRSIも上昇します。これに対し、レートが上昇しているにもかかわらず、RSIが低下している状態がダイバージェンスです。オシレーター系指標の数値の低下は、トレンドの勢いが弱まっていることを意味するため、その後下降トレンドに転換することが予想されます。

ダイバージェンス

下降トレンドの場合は反対に、レートが下降しているにもかかわらずRSIが上昇する場合がダイバージェンスです。これは、上昇トレンドに転換することを示唆します。

ダイバージェンス

ダイバージェンスが見て取れる場合は、オシレーター系指標が示唆する方向性を優先して相場を予測し、トレンドの転換に備えた戦略を立てるのが有効です。なお、ダイバージェンスが発生したからといって必ずトレンド転換が発生するわけではないため、エントリーや決済の判断は、他のテクニカル指標と組み合わせて行います。

knowledge トレンド継続を示すヒドゥン・ダイバージェンス

通常のダイバージェンスがトレンド転換の可能性を示唆するのに対して、トレンド継続を示唆する「ヒドゥン・ダイバージェンス」もあります。こちらは、上昇トレンド中なら安値、下降トレンド中なら高値に注目します。上昇トレンドの場合、ローソク足安値が切り上がっているのに、オシレーター系指標の安値が切り下がっていれば、目先は下降しているもののそこから再上昇することが示唆されます。そのため、押し目買いのチャンスとなります。反対に、下降トレンド中なら高値に注目し、ローソク足高値が切り下がっているのに、オシレーター系指標の高値が切り上がっていれば、そこから再下降することが示唆され、戻り売りのチャンスとなります。


Date

作成日

2021.02.17

Update

最終更新

2024.11.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

arrow
斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

arrow
山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル