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終値ベース

読み方 おわりねべーす

終値ベースとは、終値が確定した時を基準にする考え方のことです。株価を報じる際に、「終値ベースで年初来高値を更新した」などのように用いられます。ニュースでは、ザラ場中の一時的な高値更新よりも、終値ベースで高値更新が確定したことを重視して報じられます。

FX取引においては、エントリーや決済のルールとして、終値ベースで考えることがあります。ローソク足の形成中にどんな値動きがあっても参照せず、終値が確定してから判断を下すということです。

多くのテクニカル指標は、終値ベースで計算されます。終値が確定してはじめて、テクニカル指標の形状(数値)が確定するものも多いため、そうしたテクニカル指標とレートの交差を売買シグナルと考える場合には、終値ベースがよく使われます。

point 終値ベースはダマシが少ない

例えば115.50円を上回ったときにブレイクアウトの新規買いエントリーしたいと考えた場合、二つの方法があります。一つは、同水準を一度でもローソク足が上回ったことを、エントリー条件とすることです。もう一つは、同水準を終値ベースで上回ったことを、エントリー条件とすることです。前者は後者に比べて、ダマシに遭う可能性が高くなります。そうしたことから、終値ベースで考える方が、取引の優位性が高まる場合もあります。


Date

作成日

2021.07.16

Update

最終更新

2024.11.15

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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