作成日
:2021.04.01
ベアパワーとは、相場の売り(ベア)のエネルギーを知るために用いられるオシレーター系指標です。投資関連の多くの著書を出版するアレキサンダー・エルダー氏によって開発されました。
ベアパワーには、「ブルパワー」という対になるテクニカル指標が存在し、両者をセットで使うことにより相場の過熱感を読み取ることができます。MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)には標準搭載されていますが、日本での知名度は低く、利用できるチャートソフトの数は限られています。
現在足の安値 - 指数平滑移動平均線(EMA)
EMAからレートがどの程度乖離しているかを示すベアパワーにより、弱気筋のエネルギーの強弱を判断することができます。両者の値が同じときがゼロとなり、ベアパワーがゼロを下回っているときは売りが優勢だと読み取れます。ベアパワーだけでは売買の根拠に乏しいので、通常は他のトレンド系指標と併用したり、対になっているブルパワーと併用したりすることで、売買サインの確度を高めます。
英語では、下降相場を「熊」を意味するベアと呼びます。熊が腕を上から下に振り下ろす姿になぞらえたものです。その反対に、上昇相場は、雄牛が角を下から上に突き上げる姿になぞらえて「雄牛」を意味するブルと呼びます。
作成日
:2021.04.01
最終更新
:2024.11.22
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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