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弱気

読み方 よわき
同義語 ベア、Bear
対義語 強気、ブル、Bull

弱気とは、現在から未来にかけて相場が下がっていくと考える心理状態のことをいいます。例えば、相場が下降し投資家が悲観ムードに包まれると「市場は弱気相場を継続」などと表現します。

ドル円の弱気相場

ある銘柄を売るか、買うかの二択で取引を行う株式相場などで、売りが優勢である場合に使われることが多いですが、ある通貨を買って別の通貨を売ることで行われるFX取引でも、一方の通貨が買われてレートが下降した状態を弱気相場と呼びます。ドル円であれば、円が買われてドルが売られた場合にレートが下降します。

ドル円の弱気相場

英語では、弱気のことを「ベア(Bear)」といいます。ベアとは熊のことで、熊が前足を振り下ろす動きが、市場の下降を連想させることからそう呼ばれます。弱気相場のことを「ベア・マーケット」と呼びます。常に悲観的な読みをしがちな投資家は「万年弱気」と呼ばれ、英語でも「パーマ・ベア」(永遠の熊)という表現があります。

point 「買いたい弱気」とは?

相場格言に、「買いたい弱気」という言葉があります。相場が上昇基調になってきた際に、少し安くなったときに買いたい、「押し目」を拾いたいという心理に支配され、一向に買えず買い場を逃してしまうという状態です。「買いたい=上がるだろう」という観測と、下がるだろうという期待が矛盾している場合にこのような状態になるため、これを避けるためには客観的に相場を分析することが必要です。


Date

作成日

2021.03.03

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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