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インディケータを作成する方法

MetaTrader4（MT4）／MetaTrader5（MT5）では、インディケータを作成する際、メタエディターと呼ばれるプログラミングツールを利用し、MT4／MT5専用のプログラミング言語であるMQL4／MQL5というプログラミング言語を使ってプログラムを記述します。

ここでは、MT4／MT5にて、インディケータを作成する方法を説明します。

MT4／MT5のそれぞれの説明はタブ切替でご確認いただけます。

手順1

メニューバーの「ツール」をクリックし、「メタエディター」を選択します。

手順2

メタエディターが起動します。メニューバーの「新規作成」ボタンをクリックします。

手順3

「カスタムインディケータ」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

手順4

作成するインディケータの名称、著作者、表示させるリンクを入力します。必要に応じて、パラメータを設定後、「次へ」ボタンをクリックします。

番号	項目名	説明
1	名前	作成するインディケータの名称を指定します。
2	著作者	作成するインディケータの著作者を記載します。
3	リンク	表示させるリンクを入力します。

名前と著作者の情報は設定画面に表示される

登録した、名称、著作者、リンクの情報は、インディケータの設定画面に表示されます。

手順5

設定するイベントハンドラ（特定の条件を満たすことで呼ばれる関数）を設定します。

番号	項目名	説明
1	OnCalculate （...,open,high,low,close）	OnCalculate（open,high,low,close）は、ティックが更新された時に実行され、インディケータの計算に必要な時刻、始値、高値、安値、終値、ティックボリューム、ボリューム、スプレッドの値を取得する関数です。
2	OnCalculate （...,prices）	OnCalculate(prices)は、ティックが更新されたときに実行され、インディケータの計算にパラメータの適用価格で選択した値を使用する関数です。
3	OnTimer	OnTimerは、指定した時間間隔で動作する関数です。
4	OnChartEvent	OnChartEventは、チャートでのイベントを処理する関数です。チャート上でオブジェクト作成、削除、移動、編集などのイベントが発生したときに実行されます。

手順6

サブウィンドウに表示する場合、「サブウィンドウに表示」のチェックボックスにチェックを入れます。サブウィンドウの最小値と最大値を設定する場合、「最小値」「最大値」のチェックボックスにチェックを入れ、最小値と最大値を指定します。

手順7

インディケータにオブジェクトを使用する場合、「追加」をクリックし、「ラベル」にて名称を、「タイプ」にて種類を、「カラー」にて色を指定します。設定完了後、「完了」ボタンをクリックします。

手順8

MQL4プログラムを記述します。

手順9

MQL4プログラム記述後、ツールバーの「コンパイル」ボタンをクリックします。

手順10

コンパイル完了後、ナビゲータの指定フォルダ内に作成したインディケータが反映されます。

手順11

メタエディタ―を閉じ、MT4に戻り、ナビゲータに、作成したインディケータが反映されていることを確認します。

手順1

メニューバーの「ツール」をクリックし、「MetaQuotes 言語エディタ」を選択します。

手順2

メタエディターが起動します。メニューバーの「新規作成」ボタンをクリックします。

手順3

「カスタムインディケータ」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

手順4

番号	項目名	説明
1	名前	作成するインディケータの名称を指定します。
2	著作者	作成するインディケータの著作者を記載します。
3	リンク	表示させるリンクを入力します。

名前と著作者の情報は設定画面に表示される

登録した、名称、著作者、リンクの情報は、インディケータの設定画面に表示されます。

手順5

設定するイベントハンドラ（特定の条件を満たすことで呼ばれる関数）を設定します。

番号	項目名	説明
1	OnCalculate （...,open,high,low,close）	OnCalculate（open,high,low,close）は、ティックが更新された時に実行され、インディケータの計算に必要な時刻、始値、高値、安値、終値、ティックボリューム、ボリューム、スプレッドの値を取得する関数です。
2	OnCalculate （...,prices）	OnCalculate(prices)は、ティックが更新された時に実行され、インディケータの計算にパラメータの適用価格で選択した値を使用する関数です。
3	OnTimer	OnTimerは、指定した時間間隔で動作する関数です。
4	OnChartEvent	OnChartEventは、チャートでのイベントを処理する関数です。チャート上でオブジェクトの作成、削除、移動、編集などイベントが発生したときに実行されます。

手順6

サブウインドウに表示する場合、「サブウインドウに表示」のチェックボックスにチェックを入れます。サブウインドウの最小値と最大値を設定する場合、「最小値」「最大値」のチェックボックスにチェックを入れ、最小値と最大値を指定します。

手順7

手順8

MQL5プログラムを記述します。

手順9

MQL5プログラム記述後、ツールバーの「コンパイル」ボタンをクリックします。

手順10

コンパイル完了後、ナビゲータの指定フォルダ内に作成したインディケータが反映されます。

手順11

メタエディターを閉じ、MetaTrader5に戻り、ナビゲータに、作成したインディケータが反映されることを確認します。

作成日

：2021.04.08

最終更新

：2023.09.29

著者情報

中丸貴仁 | Takayoshi Nakamaru

マニュアル制作コンサルタント歴12年経営学修士（MBA）

マニュアル制作会社フィンテックスにて、マニュアルに関する様々な顧客課題解決に従事。
金融系からエンターテインメント系まで様々な経験から幅広い業務知識を得て、「分かりやすいマニュアル」のあるべき姿を提示。
複数の大企業で、外部マニュアル制作プロジェクトマネージャーを兼務している。

【企業情報】
http://www.fintecs.co.jp/profile/

監修者情報

高木明 | Akira Takagi

システムエンジニア・MetaTraderアドミニストレータ

2014年、ブラジルUninove大学コンピュータ科学科を卒業し、その後、様々なシステム開発に携わる。
2019年にFXサービス立ち上げに開発者として参加。その後、MetaTraderのプラグインおよびAPIの開発にも従事。MetaQuotes社認定の、MetaTrader5 Administratorの資格を保持しており、開発だけでなく、コンサルティングやアドバイザーとしても活躍している。

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