作成日
:2021.06.21
ウィリアムズ%Rとは、米国の著名トレーダーであるラリー・ウィリアムズ氏が考案したオシレーター系のテクニカル指標で、買われ過ぎ、売られ過ぎといった相場の加熱感を読み取るために用いられます。RSIなどの、売られ過ぎ・買われ過ぎを示す他のテクニカル指標と比較すると、価格に敏感に反応することが特徴です。
ウィリアムズ%RのRは「レンジ」を意味し、「ウィリアムズ・パーセント・レンジ」と読みます。ラリー・ウィリアムズはこのインディケータ以外にも多くの投資手法を考案し、自身の著書で発表しています。
ウィリアムズ%Rは、0~-100の数値で示されます。このうち0に近づく(つまり上限に近づく)ほど買われ過ぎとなり、逆に-100に近づくほど売られ過ぎと判断します。一般的には、-20より上にあれば買われ過ぎているので売りサイン、逆に-80よりも下にある場合は売られ過ぎているので買いサインと解釈されています。
計算方法は、同じオシレーター系指標として有名なストキャスティクスの%Kラインと類似しています。どちらも設定した期間における高値から安値までの値幅のうち、現在のレートが相対的にどこにあるのかを示すものです。日足で説明すると、以下の計算式となります。
ウィリアムズ%R =
(n日間の最高値 - 当日の終値)÷(n日間の最高値 - n日間の最安値)× 100
作成日
:2021.06.21
最終更新
:2022.04.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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