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スタンダード・アンド・プアーズ

読み方 すたんだーど・あんど・ぷあーず
同義語 スタンダード&プアーズ、S&P Global Ratings、S&Pグローバル・レーティング

スタンダード・アンド・プアーズとは、米国の格付け大手であるS&P Global Ratings(S&Pグローバル・レーティング)のことです。金融情報会社S&P Globalの格付け部門にあたります。2016年に現在の名称に変更されましたが、現在でも旧名称の「スタンダード・アンド・プアーズ」と呼ばれることが多いです。ムーディーズフィッチと並び、世界三大格付け機関の一つです。

150年以上の長い歴史を持つスタンダード・アンド・プアーズは、世界各地で事業を展開し、信用リスク分析と幅広いリサーチ活動を通じて質の高い情報を市場参加者に提供し続けています。日本では、「S&Pグローバル・レーティング・ジャパン」と「S&PグローバルSFジャパン」が共同で国内の企業や債券の格付けを行っています。

格付けを表す記号は、格付け会社や格付け対象によって若干異なり、スタンダード・アンド・プアーズでは基本的に「AAA」から「D」のアルファベットを用います。最上位は「AAA」で、「BBB」以上がリスクが低く信用力が高い「投資適格」、それよりも下(「BB」以下)はリスクが高く投資基準を満たしていない「投機的格付け」とされています。

knowledge 国債格付けはFX相場に影響

格付けとは、格付け機関が金融商品または金融機関、企業、政府などの信用力を独自の手法と尺度で総合的に評価してランク付けすることです。信用リスクを知る上で非常に重要な指標となり、投資の判断材料の一つとして格付けを利用する投資家も少なくありません。FX市場で注目されるのは各国の国債格付けです。過去にはスタンダード・アンド・プアーズが米国債の格付けを引き下げたことにより、為替、株式、債券市場が大きな影響を受けました。基本的に、国債の格付けが上がった国の通貨は買われやすく、格付けが下がった国の通貨は売られる傾向があります。


Date

作成日

2021.06.02

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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