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セリングクライマックス

読み方 せりんぐくらいまっくす
同義語 セリクラ
対義語 バイイングクライマックス

セリングクライマックスとは、下降トレンドが続いて相場全体が弱気ムードになっているときに、さらに下降の動きが加速して急落する展開のことです。こうした相場局面になるとセリング(売り)のクライマックス(最高潮)が訪れたと解釈され、そこから先はトレンドが上昇に転換することが多いとされています。

セリングクライマックスのイメージ

セリングクライマックスが起こる前は、悲観的な市場心理が支配的で、半ば投げ売りのように買いポジションを手仕舞う投資家が多くなります。そうした買いポジションの手仕舞いが一巡し、それ以上売る人がいなくなるとレートは下げ止まり、そこがセリングクライマックスとして意識されます。

セリングクライマックスを事前に察知するのは簡単ではありません。売買高の急増やローソク足の下側に長いヒゲが出現すると「安値を試した」と見なされ、それがセリングクライマックスの目安となる可能性はあります。安値を拾うことができれば大きな利益につながりますが、さらに安値を更新してしまう場合もあります。

point 相場格言「落ちてくるナイフはつかむな」

有名な相場格言に「落ちてくるナイフはつかむな」というものがあります。下降トレンドや急落の局面で安易に買いエントリーをすると、さらなる下落に捕まってしまう恐れがあることへの戒めです。ナイフが床に落ちてからつかめばケガを防げるように、相場の急落時はセリングクライマックスが起きてトレンドが転換したことを確認してからのエントリーでも遅すぎることはありません。


Date

作成日

2021.03.05

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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