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NISA

読み方 にーさ
同義語 ニーサ、少額投資非課税制度

NISAとは、株式や投資信託等に投資する個人向けの「少額投資非課税制度」です。通常、株式や投資信託などの金融商品の運用益や配当、普通分配金には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で得た利益等は非課税となります。

対象は20歳以上で、年間120万円の投資枠に対して最長5年間、非課税扱いで投資を行うことができます。5年間の非課税期間が終了した後は、新たな非課税投資枠に移管(ロールオーバー)して運用を続けることもできます。口座開設・非課税投資枠の設定ができるのは2023年まで、運用期間は最長で2027年までとなっています。

NISAには積立投資専用口座である「つみたてNISA」もあります。こちらは年間40万円の投資枠に対して最長20年間、非課税扱いで運用を行うことができます。口座開設・非課税投資枠の設定ができるのは2037年まで、運用期間は最長で2056年までとなっています。

注意すべき点として、NISA口座での運用期間が終了する際に保有している資産は一般の証券口座に移管されることになりますが、その際は移管時点での時価が取得価格となります。含み益があればその分は購入した価格にプラスされるため節税になります。その一方で、含み損がある場合は取得価格がその分購入した価格より低くなるため、その後利益が出て売却する際の税金を多く負担することになります。

knowledge NISAとつみたてNISAの使い分け

NISAは1年に投資できる枠が大きい一方、運用期間がつみたてNISAより短くなります。数年で確実に利益が取れそうな資産を狙って投資する場合はNISA口座が有利です。つみたてNISAは1年に投資できる枠は40万円と小さいですが、長期的に口座を活用するなら運用できる総額はNISAより大きくなります。運用商品が低コストの投資信託に限定されていることもあり、長期保有を前提とした投資で子どもの学資や老後資金などを着実に形成したいといった用途に向いています。


Date

作成日

2021.04.29

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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