作成日
:2021.05.06
マザーズとは、東京証券取引所に開設されているベンチャー企業向けの株式市場のことです。ベンチャー企業が資金調達をしやすくなるよう、1999年11月に東証マザーズが設立されました。
東証一部や二部といった既存の市場に上場するには、設立後の経過年数や利益額に厳しい基準が設けられています。これはベンチャー企業にとってハードルが高いものでした。本来、ベンチャー企業こそ資金調達のニーズが高いですが、設立後経過年数が浅いことや、黒字化を達成していないことで、上場が難しいという問題がありました。そこで年数の浅い企業や赤字の企業であっても、有望なビジネスモデルを有していると判断された場合に上場できるよう、マザーズが開設されました。
新興企業が多く上場する市場は、「新興市場」と呼ばれます。新興市場にはマザーズの他にも、東京証券取引所のJASDAQ、大阪証券取引所のヘラクレス、名古屋証券取引所のセントレックス、福岡証券取引所のQ-ボード、札幌証券取引所のアンビシャスがあります。
株式の世界では、業績の急成長や人気化などの理由で株価が10倍以上に値上がりすることがあります。こうした銘柄のことを「テンバガー」と呼びますが、テンバガー銘柄の多くは新興市場から出ており、成長余地の大きな企業が多く上場していることがうかがえます。
作成日
:2021.05.06
最終更新
:2024.11.18
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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