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テンバガー

読み方 てんばがー
同義語 10倍株

テンバガーとは、株価が10倍に上昇した銘柄、または上昇しそうな銘柄のことです。元々「バガー(bagger)」という単語は野球用語で「塁打」を意味し、一試合で合計10塁打をたたき出すような強打者を指します。それになぞらえて、主に米国のウォール街で、株価10倍銘柄をテンバガーと呼ぶようになったといわれています。

knowledge テンバガーを広めた伝説のファンドマネージャー

テンバガーが一般の投資家の間で広まったのは、米国の大手運用会社フィデリティの看板ファンド・マネージャーだったピーター・リンチ氏の著作がきっかけです。リンチ氏は運用していたフィデリティ・マゼラン・ファンドの資産を13年間で1,000倍に増やしたことで知られ、著書『ピーター・リンチの株で勝つ』は株式投資のバイブルといわれています。成長株投資で知られたリンチ氏は、自らの成功事例をテンバガーと呼んだのです。

テンバガーと呼ばれる銘柄の多くには、共通する特徴があります。第一に、「時価総額が大きくないこと」です。その多くは時価総額が100億円未満の「小型株」に属します。大型株の株価が上がるには巨額の資金を集める必要がありますが、時価総額の小さい小型株は、比較的少額の買いで株価が上がっていきます。

第二に、「低位株であること」です。低位株とは株価が4~500円以下の株で、出来高が少なく通常はさほど投資家の注目を集めない銘柄です。低位株は、好業績や新商品のメディア報道などのイベントが起きた途端に買いが殺到し、株価を急上昇させることがあります。


Date

作成日

2021.04.30

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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