作成日
:2021.06.23
メジャードムーブとは、チャート分析における値幅計測方法の一つで、トレンドが調整を挟んだ後にどの水準まで値動きするかの目測を立てることができます。非時系列系チャートのポイントアンドフィギュアで売買シグナルとなる値動きおよびそのパターンとして有名です。一方、その考え方は時系列系チャートでも有効で、一目均衡表の値幅観測法である「N計算値」も同様のものです。
上昇相場が押し目を作り、再び上昇に戻っていく値動きは、アルファベットの「N」に見立てることができます。相場にNが描かれる際、最初の上昇の値幅は、押し目の下限からそのへ幅分を上にとった水準と考えられます。
図で示したように、①から②までの値幅を、③から上下に取った④が、目標となる水準です。つまり、①~③までの値動きがあった際に、③から④に向かう値動きが起きる可能性があることや、④の到達地点が予想できるのです。これにより、押し目買い・戻り売りや、その利益確定目標として利用することが可能となります。
メジャードムーブでは、フィボナッチリトレースメントなどの根拠に基づいて反転を予測してエントリーする方法や、最初の上昇の高値、または最初の下降の安値を超えたときにエントリーする方法があります。
フィボナッチリトレースメントは、任意に選んだ起点と終点(一つの波動)に対して、その値幅に対する23.6%、38.2%、 50%、61.8%などの押し目・戻り目の水準を表示するものです。
作成日
:2021.06.23
最終更新
:2024.01.12
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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