作成日
:2021.06.21
市中金利とは、金融当局が決定した政策金利ではなく、市場や取引を通じて決まる金利のことです。市場金利とも呼ばれます。市中金利には、銀行など民間の金融機関の貸出金利や預金金利のほか、金融機関同士の取引で使われるインターバンク市場での金利、債券市場で取引される10年物国債の利回りなどがあります。
市中金利について、株式投資では長期金利が大きな意味を持っていますが、FX取引では間接的な意味合いにとどまります。一般的に、長期金利の上昇は景気の回復段階に差し掛かっていることを意味し、株式投資家にとっては主にバリュー株や景気敏感銘柄への資金シフトが起こるという点で重要です。一方、FX取引については、長期金利の上昇は景気過熱を示す「温度計」のように、利上げなど金融政策の変更を間接的に示唆するものとして利用することができます。
作成日
:2021.06.21
最終更新
:2024.11.15
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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