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裁量取引

読み方 さいりょうとりひき
同義語 裁量トレード
対義語 自動売買取引、システムトレード

裁量取引とは、投資家が自身の判断に基づいて、FXや株式などの取引を行うことです。「裁量」とは、当人の考えや判断に基づいて行動することであり、自身で売買の判断を行わない自動売買取引との対比において用いられることが多い言葉です。

裁量取引は人間の判断に基づくため、一定のルールに基づいて機械的に取引を行う自動売買取引と比較すると、感情や心理に影響されやすいといわれます。例えば、本来であれば損は小さく抑え利益を伸ばす「損小利大」が理想ですが、損失を確定させるのをためらう人間心理から損切りができず、大きな損失に拡大してしまうケースなどです。一方で、テクニカル分析のみに基づいてポジションを取る自動売買と比較すると、トレンドを急変させるような大きなニュースや経済指標の発表があった際に柔軟に対応できるなどのメリットもあります。

point 心理面での悪影響を避ける予約注文

損切りをためらってしまうなどの心理面での悪影響を避けるには、事前に損切りや利益確定を行う価格を決めておく予約注文が有効です。IFO注文という注文方法を用いれば、新規注文を出すと同時に、損切りを行う価格と利益確定を行う価格を設定することができます。


Date

作成日

2021.01.14

Update

最終更新

2024.11.15

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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