作成日
:2021.06.02
先安観とは、相場の先行きとして値下がりしていくだろうという見込みや期待感のことです。比較的近い将来を指す傾向があり、この先安観が広がると売る人が増え、その動きが本物のトレンドとなることもあります。対義語は「先高観」です。
相場の見通しについて、相場観と呼ぶことがありますが、先安観・先高観は具体的な方向性を持ったものです。報道などでは「市場関係者の間で、米ドル円に対する先安観が強まっている」「先安観が後退」「先安観を修正」といった用いられ方をされます。投資家の個人的な観測ではなく、それが市場のコンセンサスともなれば、トレンドにもなり得ます。
FXの通貨ペアの場合、通貨ペアを構成するどちらの通貨に先安観・先高観があるのかを確認することが重要です。つまり、米ドル円の先安観の場合は、米ドル安の予測によるものなのか、円高の予測によるものなのかといった具合に、どちらの通貨の要因なのかを見極めることができると相場分析の確度が増します。
作成日
:2021.06.02
最終更新
:2024.11.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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