作成日
:2025.07.21
2025.07.22 04:07
本日のNY為替市場のドル円は、参議院議員選挙での自公連立政権の敗北を受けたIMMシカゴ筋の動向を見極めていくことになる。
本日のアジア市場では、東京勢が不在のなか一時147円台後半まで円が買い戻された。週末に行われた参議院議員選挙で自公連立政権が警戒されたほどの大敗ではなく、過度な円売り警戒感が緩んだ。ロンドン市場でも、一時147円台で円高に傾いている。
ドル円相場の道標の1つとされるシカゴIMM筋のネットポジションは、4月29日時点の過去最大規模のネット円買い179212枚から、直近7月15日時点では103582枚まで減少。その後、16日には149.18円、17日には149.09円まで円安が進んだことで、円買いポジションはさらに減少していると想定される。
シカゴIMM筋は、今年の1月にドル円が155円付近で推移していた頃、円売りポジションから買いポジションに転換し、150-152円付近で過去最大規模を更新していた。
今後は夏休みに向けて手仕舞いが加速すると思われるが、おそらくドル円が200日移動平均線149.70円付近を上抜けるかが1つポイントだろう。今後は、8月1日の相互関税発動日、次期FRB議長の人選、日本の政局などを睨みながら、動向を見極めていくことになる。
20日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙は、ベッセント米財務長官がトランプ米大統領に対して、パウエルFRB議長の解任を留まるように説得した、と報じた。理由としては、経済と市場への影響の可能性や、FRBが既に年内の利下げに向けて動いているとみられること、政治的・法的ハードルの可能性などを挙げたとのことである。
昨年の7月のシカゴIMM筋の過去最大規模の円のネット売りポジション(※2024年7月2日:184223枚)は、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入、植田日銀総裁のタカ派発言やパウエルFRB議長のハト派発言を受けて、8月13日には買いポジションに転換していた。ドル円も161円台から141円台まで下落していた。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、149.18円(7/16高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、146.92円(7/16安値)
(山下)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.21
作成日
:2025.07.21
最終更新
:2025.07.22
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