作成日
:2025.07.14
2025.07.14 13:24
本日のロンドン為替市場では、トランプ関税に関連した報道に注目しながらの取引か。重要な経済指標の発表はなく、金融当局者の講演もブイチッチ・クロアチア中銀総裁が予定されている程度。
トランプ大統領は12日、自身のSNSで欧州連合(EU)からの輸入品に対し8月1日から30%の関税を課す書簡を発表した。これに対しフォンデアライエン欧州委員長は、「交渉による解決を目指す」との見解を改めて表明。EU側は、15日に発動予定だった米国への報復措置(鉄鋼・アルミへの関税強化に対抗したもの)を8月上旬まで延長した。この猶予期間を話し合いにあてるとしている。
トランプ米大統領が関税強化の書簡をばら撒いているのは、依然として市場のリスク要因。一方で上乗せ関税の発動時期が後ずれしたことや、合意を目指した貿易協議の継続は過度な警戒感を後退させている。今後もトランプ氏の強気な姿勢は続くのだろうが、一方で米政権の高官からはEUとの落しどころを探るような発言も出てくるのではないか。いずれにせよ、米国とEUの歩み寄りの度合いを測りながら、ユーロドルは上下することになりそうだ。
ところで、米国の商品先物取引委員会(CFTC)が発表した8日時点における投機筋の先物ポジション状況では、ユーロのネットロングが12万枚超まで拡大。これは2023年12月以来の高い水準ではあるものの、当時は15万枚を上回る水準までロングを増やしていた。水準も相場を巡る状況も違うため一概に比較はできないが、ポジションは偏ってはいるものの、投機筋が買い増す余地はまだあるのかもしれない。
想定レンジ上限
・ユーロドル、10日高値1.1750ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、日足一目均衡表・基準線1.1601ドル
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.14
作成日
:2025.07.14
最終更新
:2025.07.14
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定
2025.07.18 19:00
FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント
2025.07.16 19:00
海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か
2025.07.15 19:00
スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加
2025.07.09 19:30
海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは
2025.07.09 19:00
海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる
2025.07.04 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー