作成日
:2021.07.02
イールドファーミング(Yield Farming)とは、DeFi(分散型金融)を利用したサービスに仮想通貨(暗号資産)を貸し出し、利息やトークンを受取る仕組みのことです。英語で利回りを意味するイールドと、農業や収穫を意味するファーミングを組み合わせた言葉です。仮想通貨を貸し出し、利息を受け取るサービスは一般的にレンディングと呼ばれますが、イールドファーミングはDeFiへのレンディングを指します。
イールドファーミングの特徴は、通常の利息に加えてガバナンストークンを受け取ることができる流動性マイニングの仕組みを設けているサービスが多いことです。
イールドファーミングは、仮想通貨業界の中でもDeFiの名を一役有名にするほど人気を博しました。人気が出た理由は、それまで行われていたレンディングよりも高い利息を受け取ることができたためです。レンディングが年率数%~数十%の利息であるのに対し、イールドファーミングでは、流動性マイニングが行えることから、年率数十%~数千%の利息を受け取ることができるケースもありました。
通常のレンディング報酬では、貸し出しを行った仮想通貨を利息報酬として受け取りますが、イールドファーミングの流動性マイニングでは報酬として、ガバナンストークンと呼ばれる、DeFiサービス上で新プロジェクトの追加や削除などを決定する権利を付与する仮想通貨を受け取ることができます。発行されたガバナンストークンの価格が上昇し続けたことで、イールドファーミングによる利息が数千%と異常に高い利回りとなることもあり、知名度が向上しました。
作成日
:2021.07.02
最終更新
:2024.11.21
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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