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毛抜き天井

読み方けぬきてんじょう

毛抜き天井とは、連続した2本のローソク足の高値が、ほぼ同じ価格にある状態を表します。2本のローソク足の陽線・陰線の組み合わせは問わず、どのパターンであっても高値が同水準であれば毛抜き天井とみなします。高値圏で出現した場合は、その高値で相場が上げ止まったという見方ができ、上昇トレンドの転換を示唆します。毛抜き天井という呼称は、「毛抜き」、つまりピンセットの形のように見えることに由来します。

上ヒゲの有無は関係なく、ローソク足の実体の上端が高値の場合も該当します。とはいえ、長い上ヒゲをつけたローソク足が並ぶ形が、最も強いパターンとされています。

下位の時間軸ではダブルトップになっている場合も

日足などの上位時間軸で毛抜き天井ができた場合、1時間足などの下位時間軸では、ダブルトップになっている可能性があります。ダブルトップとは、二つの山（高値）と一つの谷（安値）で形成されたM字のようなチャートパターンで、上昇から下降への転換を示唆するものです。このように、上位時間軸で毛抜き天井が確認された場合は、下位時間軸も分析してみると、別のトレードの根拠が見つけられることもあります。

作成日

：2021.01.29

最終更新

：2023.12.31

著者情報

斎藤陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田大護 | Daigo Yamada

弁護士：専門分野（企業法務・金融法務）

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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