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株式トークン

読み方 かぶしきとーくん

株式トークンとは、ブロックチェーン上で発行されるトークンの一種で、実際の株式市場に上場している株価の価値とトークンの価値が連動をしているものです。価値が連動する仕組みとなっているため1株=1トークンとして取扱われることが多いです。トークンの種類としては、デジタル化した有価証券である「セキュリティトークン」に区分されます。

株式トークン

株式トークンは、株式を保有する企業が資金調達を目的として発行する場合や、取引所が有名企業の株式をトークン化する場合があります。AppleやMicrosoftなどの企業の株式トークンも発行されています。

株式トークン

株式トークンには、株式にはない特徴があります。株式の取引が行える株式市場には取引時間が決められていて、日本の株式市場では午前9:00~午後15:00の間で取引が行われます。一方、株式トークンの取引時間は上場している仮想通貨取引所によって異なり、株式市場と連動をしている場合もありますし、24時間いつでも取引ができる場合もあります。そのため、株式トークンは取引所によって時間を選ばずに取引を行うことができます。

株式を購入する場合、基本的に1株(日本では100株)からしか購入することができません。しかし、株式トークンは仮想通貨取引所が定めた単位で売買することができるため、1トークン未満の0.01トークンで取引を行うことも可能となります。これにより、1株の価格が高い株式でも少額から取引をはじめることができます。

さらに、株式の価値と連動をしているため、居住地域や環境によって株式を買えない場合でも株式トークンを買うことで代替金融商品として取引を行うことができます。

なお、株式トークンは株価の価値と連動していますが、実際の株式と株式トークンを交換することはできません。さらに、株式トークンには株式が持つ株主総会議決権はありません。

knowledge 規制違反の可能性も

AppleやMicrosoftの株式トークンを取り扱っているバイナンスは、規制に違反している可能性があるとして規制当局から調査を受けています。株式と価値が連動する株式トークンは、有価証券にあたると考えることができるため、有価証券を発行するために必要な手続きを行わなかった疑いが持たれています。今後の規制当局の動き次第では、株式トークンを利用できなくなる可能性もあります。


Date

作成日

2021.09.29

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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