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ソフトフォーク

読み方 そふとふぉーく

ソフトフォークとは、仮想通貨(暗号資産)のブロックチェーンにおける仕様変更である分岐(フォーク)の一種で、元の仮想通貨との互換性があるものを指します。

仮想通貨の仕様変更でソフトフォークが行われると、ブロックチェーンはこれまでの仕様と新しい仕様の2種類に分岐します。2種類に分岐したブロックチェーンは別々の仮想通貨に分かれるのではなく、一つの仮想通貨としてブロックチェーンだけ一時的に分岐した状態となります。その後、長く生成が続いたブロックチェーンに短いブロックチェーンが収束され、1本のブロックチェーンとなります。

ソフトフォークの仕組み

ブロックチェーンの分岐にはソフトフォークとハードフォークが存在しますが、ソフトフォークは一時的な分岐であり、最終的には一つのブロックチェーンに収束します。一方、ハードフォークは永続的な分岐であり、別のブロックチェーンとして続いていくため、元の仮想通貨とは互換性のない別の仮想通貨となります。

ソフトフォークによる分岐後、ブロックチェーンが1本に収束するのは、もともとブロックチェーンに備わっている機能です。ブロックチェーンはオープンソースで開発が行われていて誰でもコピーができてしまうことや、マイニングにおいて同時に複数のブロックが採掘されてしまうことから、分岐は起こるものとされています。そのため、分岐後に長く生成され繋がれたブロックチェーンに短いブロックチェーンが収束する仕組みとなっています。

point ビットコインのソフトフォークが有名

ソフトフォークが行われた事例としては、Segwitを導入するために行われた、2017年のビットコインのソフトフォークなどがあります。Segwitは、ブロックチェーンのブロックに書き込むデータを圧縮する技術です。仮想通貨の取引量増加によるデータ量増加で、トランザクション(取引)の処理が遅延していた問題を、データ量圧縮により解決するために行われました。


Date

作成日

2021.07.15

Update

最終更新

2024.11.21

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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