作成日
:2021.06.02
カラ売りとは、株式取引において「売り」からエントリーして利益を狙う取引のことです。信用取引の一種として広く用いられており、株価の下落局面でも利益を狙うことができるのが大きな特徴です。
安く買い、高くなったら売ることで利益を確定するのが株式取引の基本的なパターンですが、これだと株価の下げ止まりや上昇局面でしか利益を狙うことができません。そこで投資家が証券会社から株式を借りてそれを売り、値下がりをしたところで買い戻すことで差額を利益にすることができます。
カラ売りの「カラ」とは「空(から)」のことで、株式を持っていないのに借りたものを売り、そこから利益を狙うことに由来しています。
FXでも売りからのエントリーが可能ですが、FXではカラ売りとは呼ばれません。FXにおいては、「ドル円を売る」ということは、実際には「ドルを売って円を買う」取引であり、買いと売りがセットになっているからです。FXでは売りと買いのエントリーに条件の違いはありませんが、株式投資のカラ売りは株式を借りるためのコストを要したり、カラ売りができる銘柄が限られていたりと何かと制約があります。FXから投資を始めた人にとっては、株式投資を後から経験するとカラ売りには若干の不便さや不利を感じるかもしれません。
作成日
:2021.06.02
最終更新
:2022.04.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー