作成日
:2021.08.02
リスク管理とは、投資のリスクを減らすための手段のことをいいます。FX取引には、主に以下のようなリスクがあります。
リスク | 内容 |
---|---|
為替変動リスク | 為替レートが変動することにより損失を受けるリスク |
金利変動リスク | 金利変動によりスワップポイントが減少またはマイナスになってしまうリスク |
流動性リスク | 売買が成立しないリスク |
レバレッジリスク | 高レバレッジが大きな損失につながるリスク |
システムリスク | FX会社のコンピューターシステムやネット回線の不備で取引ができなくなるリスク |
為替変動リスクと金利変動リスクについては、市場環境や、取引する通貨を発行している国の金融政策・経済指標を常にチェックし、不測の事態に備えたポジション調整を行っておく必要があります。
流動性リスクについては、取引ボリュームの大きいメジャー通貨(ドル、円、ユーロなど)を投資対象とすることでリスクを抑えられます。
レバレッジリスクについては、レバレッジが高い状態はロスカットの危険性が高まることを念頭に、資金量に対して適切なポジション量に抑える必要があります。
システムリスクについては、複数のFX会社を使い分けて取引すればより安全性が高まります。また、自分の取引環境(ネット回線やパソコン、スマートフォン)にも、代替できる環境を用意しておくことで、さらにリスクを抑えることができます。
利益を伸ばしたいという意思がリスクの取り過ぎにつながらないよう、あらかじめリスクを小さく止める損切りルールを採用しておくと安全性が高まります。リスク管理の手段として、トレード1回の許容損失額を資金の2%に設定する「2%ルール」を採用したり、「ストップ注文」を利用して指定のレートに到達した場合に強制的に損切りを行うといった方法があります。
作成日
:2021.08.02
最終更新
:2024.11.15
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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