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ニュージーランド準備銀行

読み方 にゅーじーらんどじゅんびぎんこう
同義語 RBNZ、NZ準備銀行

ニュージーランド準備銀行とは、ニュージーランドの金融政策を決定し実行する中央銀行のことです。日本でいう日本銀行にあたります。英語表記の「Reserve Bank of New Zealand」の頭文字を取ってRBNZと呼ばれることもあります。

ニュージーランド準備銀行が発表する声明や政策金利は、NZドル相場に大きな影響を与えることがあります。政策金利の対象は、オフィシャルキャッシュレート(市中銀行の翌日物金利)です。

ニュージーランドは政策金利がとても高い期間が長らく続いていました。NZドルは先進国の中でも群を抜いた高金利通貨(リーマンショック前の2008年6月の政策金利は8.25%)で、買いポジションの受け取りスワップポイントが非常に高く、FX投資家から人気を集めていました。また、FXのスワップポイント以外に、外貨預金や外貨建て投資信託などでも、NZドルに関係する商品は利回りが高いことで知られていました。

しかし、2015年ごろからは、隣国であるオーストラリアと共に景気局面が変化し、政策金利は引き下げられることになりました。2015年5月に3.5%だった政策金利は、2020年に0.25%まで引き下げられています。豪ドルと共に、高金利通貨であるとのイメージは薄れています。

point 早朝のウェリントン市場

時差の関係で、ニュージーランドのウェリントン市場は世界で最も早い時間からスタートします。そのため、前日(前週)に何か大きな出来事があった場合や、ニュージーランド準備銀行が発表する政策金利などによって、商いの薄い時間帯に大きな値動きを起こすことがあります。日本時間では早朝5時ごろからの値動きであり、多くの日本人投資家はまだ活動していません。1日のうちで最も商いが薄いことから、短期筋による仕掛けが入りやすく、持ち越しているポジションがある場合には要注意です。


Date

作成日

2021.08.17

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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