作成日
:2021.02.17
大陰線とは、実体が大きく長い陰線のことで、下降トレンドが発生した際やそれが加速した際に現れる傾向があります。ローソク足のうち、始値よりも安い価格で終値をつけたものが陰線であり、実体の長い大陰線は始値から終値にかけて大きく下降したことを表します。特に、下ヒゲをつけない形のものは、それだけ下降の勢いがあったまま終値をつけたことを示します。
ローソク足は1本だけでも多くの情報を含んでいますが、2本のローソク足を組み合わせて見ることで、相場の勢いや今後の方向性を読み取ることができます。その代表例として挙げらるのが、「はらみ線」と「包み線(抱き線)」です。
はらみ線は、1本目の大陰線に収まる形で、2本目に短い陽線または陰線が出現する組み合わせです。大陰線は強い下降を示すものですが、2本目がはらみ線の形になると下降の勢いが衰えていることを示します。安値圏で出現すれば、上昇への転換を示唆するサインと考えることができます。
包み線は、はらみ線とは逆のパターンで、1本目のローソク足を包みこむような形で大陰線が出現する組み合わせです。1本目は陽線の場合も陰線の場合もありますが、どちらも売りの勢いが強まっていることを示します。特に重要なの前者で、高値圏で出現すれば下降トレンドが発生するサインとなります。
作成日
:2021.02.17
最終更新
:2024.11.18
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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