作成日
:2021.04.20
東京金融取引所とは、国内外にある多くの金融機関の共同出資によって設立された金融取引所です。株式市場がある東京「証券」取引所と名称は似ていますが、こちらは東京「金融」取引所であり、別物です。
FX投資家にとっての東京金融取引所は、「くりっく365」が有名です。同じFX会社の中に自社のFX取引サービスと「くりっく365」の両方を取り揃えていることもあります。この「くりっく365」は東京金融取引所に上場されている公的なFX取引サービスで、いわゆる取引所取引が行われます。もう一方のFX会社が独自に提供しているサービスは店頭取引といって、FX会社と顧客が当事者となり相対取引を行うものです。
「くりっく365」の取引を始めるには「くりっく365」に参加しているFX会社の口座が必要です。各FX会社が窓口となるため、東京金融取引所で登録などを行う必要はなく、簡単に始めることができます。
「くりっく365」には、いくつかのメリットがあります。一つ目のメリットは、複数のFX会社が共同で参加している市場なので流動性が高く、さらに取引所なので株式のように出来高を見ることができる点です。二つ目は、レート提示の透明性の高さです。それぞれのFX会社が提示しているレートはわずかに異なりますが、「くりっく365」であればその中から最も投資家に有利なレートが提示されます。
そして三つ目となる最も大きなメリットは、資金管理の安全性と市場の安定性の高さです。「くりっく365」では、証拠金がFX会社ではなく東京金融取引所に保管されるため、個別のFX会社が万が一破綻したとしても原則として証拠金は保全され、さらにはFX取引全体が大きな影響を受けることもありません。
作成日
:2021.04.20
最終更新
:2024.11.18
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー