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ショート

読み方 しょーと
同義語 ショートポジション
対義語 ロング

ショートとは、ある銘柄の売りポジションを持つことで、将来的に現在のレートよりも下降すると予想した場合に行う取引です。ショートとは反対に、ある銘柄の買いポジションを持つことをロングと呼びます。FXでは、ショートの場合もロングの場合も、ある通貨を売って別の通貨を買う取引となりますが、ドル円では円、ユーロドルではドルなど、通貨ペアの呼称の左側に配置される通貨(基軸通貨)を売って右側に配置される通貨(決済通貨)を買う場合がショートに分類されます。

ショートでは、ポジション保有時点よりもレートが下降したときに決済すれば利益が得られますが、保有時点よりもレートが上昇すると損失になります。

ショートのイメージ

例えば「ドル円を100円でショートする」というのは、ドル円が100円のときに下降すると予想して売りポジションを保有することです。その後、予想が的中して95円まで下降したところで決済すれば差額の5円分が利益になり、逆に予想がはずれて105円まで上昇したところで決済すると差額の5円分が損失になります。ショートの取引では、いかに高く買って安く売れるかがポイントです。

ショートのイメージ
knowledge リスクオフで為替も下降する理由

株式市場が暴落してリスクオフになった場合には、FXでも多くの銘柄でレートが下がります。FXは、ある通貨を売って別の通貨を買う取引なので、リスクオフで売られる(その金融商品を手放す)株などの金融商品と異なり、一概にレートが下がるとはいえません。しかし、日本円や米ドルなどの安全資産とされる通貨を「買い」、逆に豪ドルや英ポンドなどのリスク資産とされる通貨を「売る」方向の取引がショートに設定されている通貨ペアが多いため、リスクオフの際にはレートが下降する銘柄が多くなります。ただし、これは銘柄のロングやショートがどのような取引を指すかによるため、必ずしも全ての銘柄が下降するわけではありません。米ドルを売る取引がショートに設定されているドルカナダドルなどの通貨ペアでは、リスクオフの際にはレートが上昇します。


Date

作成日

2021.02.17

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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