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権利確定日

読み方 けんりかくていび
対義語 権利落ち日

権利確定日とは、株主優待配当金などを受ける権利が確定する日のことです。株主優待配当金を受ける権利を得るには、各企業が定めている権利確定日に株主である必要があります。株主名簿に株主として記載されるまでに購入後2営業日の期間を要するため、権利確定日に株主であるためには、権利確定日の2営業日前までに株式を購入しなければなりません。

例えば、3月31日火曜日が権利確定日だとすると、土日祝日を除いた2営業日前の27日金曜日までに株式を保有しておく必要があります。この権利を取得するための最終取引日のことを、「権利付最終日」といいます。また、権利付最終日の翌営業日のことを「権利落ち日」と呼び、上記の例でいえば30日月曜日がそれにあたります。

権利確定日

基本的に権利確定日は企業の決算期と連動しており、3月や9月の末日に設定しているところが多いです。ただ、決算月の末日以外に設定している企業もあるので、企業のホームページや証券会社の株主優待ページなどであらかじめ確認しておく必要があります。

point 権利付最終日前後は株価が動きやすい

人気のある株主優待配当利回りの良い銘柄は、権利付最終日が近づくにつれ株価が上昇しやすい傾向があります。株主優待配当金を受ける権利を獲得するために駆け込みで株式を買う投資家が増えるためです。また、権利付最終日までに株式を購入していれば権利落ち日に売却しても権利を得られることから、権利落ち日は売却する投資家が増えて下降する傾向が見られる場合もあります。


Date

作成日

2021.06.03

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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