作成日
:2021.06.02
ハンセン指数とは、香港株式市場の相場動向を表すアジアの代表的な株価指数のことです。恒生(ハンセン)銀行傘下の恒生指数(ハンセン・インデックス)社が、香港証券取引所に上場する流動性の高い上位銘柄を対象に、時価総額加重平均方式(組み入れ銘柄の時価総額合計を基準となる時点での時価総額合計で割って求める方法)で算出・公表しています。基準日となる1964年7月31日時点の構成銘柄の時価総額合計を100としています。
ハンセン指数は香港株式市場の時価総額の約7割を占めるとされており、そのサブインデックスとしてハンセン金融株指数、ハンセン公益事業株指数、ハンセン不動産株指数、ハンセン商工業株指数といった4種類の業種別指数も算出・公表されています。
2020年5月、ハンセン指数は恒生指数社によって大規模な規定の見直しが行われ、議決権が異なる2種類の株式を発行している大中華圏の企業や、米国など他の証券取引所と香港で重複上場する企業などについても組み入れ可能となりました。その規定改正により、中国の電子商取引(EC)最大手のアリババや、スマートフォン大手のシャオミなどが採用された経緯があります。これは、金融株が多くを占めていたハンセン指数の構成銘柄に変化をもたらす一歩となりました。
作成日
:2021.06.02
最終更新
:2024.11.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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