作成日
:2020.11.19
窓開けとは、チャート上のローソク足とローソク足の間に大きな空間(窓)が開くことです。チャートの上方向に窓を開けることを「上窓」、下方向に窓を開けることを「下窓」と呼びます。24時間取引が続くFXにおいては、ローソク足の終値が、次のローソク足の始値に引き継がれるのが基本です。しかし例外的に、週をまたぐときや、相場の急変動時には、この法則を逸脱する可能性があります。
FXでは主に、週またぎの窓開けが注目されます。週またぎで窓開けが発生する理由には、さまざまな要因が関係しています。休場している土日の間に、突発的な要人発言や金融経済の重大ニュース、テロや戦争などの地政学リスクが発生すれば、月曜朝の窓開けの要因となります。その他、土日でも開場しているイスラム圏市場における、土日の間の一方的な値動きが要因となることもあります。
FXの場合、窓開けが発生した場合は、空いた空間を埋めるように為替レートが推移しやすいという傾向があります。これを窓開けに対する「窓埋め」と呼び、この傾向を狙った取引手法も存在します。ただし、窓は必ず埋めるられるわけではなく、埋めるとしてもそれに要する時間は一定ではありません。あくまでも傾向に過ぎないので、過度の期待は禁物です。
作成日
:2020.11.19
最終更新
:2024.11.14
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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