作成日
:2021.03.05
ドットチャートとは、米国の政策金利を協議する米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーそれぞれが適正だと考える将来の米国の政策金利をドット(点)の分布で表し、それをチャート化したものです。FOMCの定例会合は年に8回開催され、そのうち3月、6月、9月、12月の4回についてはドットチャートが公開されます。
米連邦準備制度理事会(FRB)はドットチャートについて、あくまでもメンバー個々が考えている見通しであり政策意図に直結するものではないとしています。しかし、多くの市場関係者はこのドットチャートから米国の政策金利が今後どう推移していくかを推察しています。具体的な政策金利の数値を予測するというよりも、今後の米国は政策金利を高くするのか低くするのかといった方向性を探るのに役立てられています。
米国の政策金利が上昇するとドル高、逆に低くなるとドル安になりやすい相関性があります。そのためFOMCの声明と共にドットチャートが発表されると、米ドル相場が影響を受けます。
作成日
:2021.03.05
最終更新
:2024.11.22
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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