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クロスレート

読み方 くろすれーと

クロスレートとは、FXで取引されている数多くの通貨ペアのうち、米ドルを含まない通貨ペアが取引されているレートのことです。世界の基軸通貨は米ドルであるため、FXの通貨ペアは基本的に米ドルを介して取引が行われます。このため、ユーロ円など、米ドル以外の二つの通貨を組み合わせた通貨ペアは、実際には米ドルとそれぞれの通貨のレート、つまりユーロドルとドル円のレートを掛け合わせる(クロスさせる)ことで算出されています。このため、クロスレートと呼ばれるのです。

具体的には、ユーロ円を「買う」場合、「円でドルを買う」取引と、「ドルでユーロを買う」取引の二つが行われます。このため、1ドル=100円、1ユーロ=1.20000ドルのとき、クロスレートであるユーロ円のレートは、「100円 × 1.20000」を計算して、1ユーロ=120円となります。このような、米ドルを介して取引が行われる通貨ペアは「クロス通貨」といいます。一方、ドル円やユーロドルといった米ドルとの通貨ペアは「ドルストレート」と呼ばれます。

クロスレートの算出方法
point 円がからむクロス通貨ペアは「クロス円」

クロス通貨ペアのうち、ユーロ円やポンド円、豪ドル円といった、円がからむ通貨ペアを総称して「クロス円」と呼びます。クロス通貨ペアの中で対円のペアなので、クロス円というわけです。なお、対円通貨ペアの中でも、ドル円は米ドルとの通貨ペアなので、クロス円ではなくドルストレートに分類されます。


Date

作成日

2020.12.29

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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