作成日
:2021.03.31
ドルストレートとは、FXで取引されている数多くの通貨ペアのうち、米ドルを含む通貨ペアのことを指します。代表的なドルストレートは、ドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドル、NZドル米ドルなどです。インターバンク市場において、直接米ドルと取引されることからドルストレートと呼ばれます。これに対し、ユーロ円やポンド円、ユーロポンドなど、米ドルと直接取引されない通貨ペアをクロス通貨ペア(合成通貨ペア)といいます。
為替相場では世界の基軸通貨である米ドルを中心に取引が行われており、ドルストレートが圧倒的な取引シェアを占めます。国際決済銀行(BIS)が2019年に発表した通貨ペア別の取引シェアを見ると、ドルストレートが全取引の9割ほどを占めており、その中で最も取引が多いのはユーロドルで、2番目がドル円、3番目がポンドドルとなっています。
ドルストレートは米ドルともう一つの通貨の2通貨でレートが決まるため、米ドルを含めた3通貨で相場の流れが決まるクロス通貨ペアよりも値動きが安定しているという特徴があります。また、値動きを予測する上で2種類の通貨の力関係のみを考えれば良く、クロス通貨ペアよりも相場分析しやすいというメリットがあります。
作成日
:2021.03.31
最終更新
:2022.10.11
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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